昭和49年(1974年)発行のかなり古い本です。
かつては酒税法違法であった一般家庭での梅酒作りが、
この本の著者である、石田穣氏の書いた梅酒礼讃のエッセイがきっかけで法改正に至り、
ついに合法となった。(と、いうことがこの本に書いてある)
著者は元読売新聞記者ということで、
本書の文章もなかなか格調高く、
作り方が紹介されているお酒は、とても美味しそう。
16種類と取り上げられている種類は少ないが
一つ一つ丁寧に紹介されているのが、他の本と違うところです。
著者が吉田茂元首相にプレゼントしたところ、
その味に大よろこびしたというコケモモ酒など、
ぜひ飲んでみたいものです。